DEA / ドメイン2 データストア管理
データの削除と保持 (法的要件)
概要
の保護の規制では、本人から求められたら個人のデータを削除する義務 (忘れられる権利) があります。一方で、会計や監査の記録は一定期間消してはいけない義務もあります。DEA-C01 では、ビジネス要件と法的要件を満たすためのデータの削除 (スキル 2.3.5) を、保持の義務と両立させて設計できるかが問われます。
主要技術
①保管先ごとの削除の方法
| 保管先 | 削除の方法 | 消し残しの注意 |
|---|---|---|
| (通常のファイル) | 対象の行を除いたファイルに書き直す。期限で消すならライフサイクルの Expiration | が有効なら、バージョン ID を指定して非現行バージョンも消す (ID なしの削除は削除マーカーを置くだけ) |
| テーブル | DELETE や で行を削除する | 古いに残るため、スナップショットの期限切れと孤立ファイルの削除まで行う |
| DeleteItem、期限で消すなら | バックアップと の期間内には残る | |
| DELETE の後に | スナップショットには残る | |
| バックアップ・スナップショット | 保持期間の満了で消える | 保持期間を規制の削除期限に合わせて設計する |
で個人単位の削除が多いなら、行の削除ができる Iceberg で持つと、ファイルを丸ごと書き直す処理を作らずに済みます。個人を特定する列を別のテーブルに分け、分析用のテーブルはしたキーだけを持つ設計にすると、削除の範囲を小さくできます (「データマスキングと匿名化」の章)。
②保持の義務との両立
| 要件 | 手段 |
|---|---|
| 一定期間、誰にも消させない | Object Lock のモード、 Vault Lock |
| 訴訟などで期限なしに保全 | S3 Object Lock のリーガルホールド |
| 期間を過ぎたら確実に消す | S3 ライフサイクルの Expiration、 の 、バックアップの保持期間 |
| 削除したことを証明する | で削除の操作を記録する (S3 のオブジェクトの削除はデータイベントなので、データイベントの記録を有効にする) |
Object Lock で保持中の版は、削除要求があっても消せません。保持義務のあるデータと、削除要求の対象になる個人データを、別のやプレフィックスに分けておくと両立しやすくなります。
試験対策
| 問題文のキーワード | 選ぶもの |
|---|---|
| から特定の個人の行を削除 | の DELETE + の期限切れ |
| 期限を過ぎた のデータを自動で削除 | ライフサイクルの Expiration (非現行バージョンも) |
| 期限を過ぎた の項目を費用なしで削除 | |
| 規制で7年間削除させない | S3 Object Lock のモード |
| 調査のために期限を決めず保全 | リーガルホールド |
| 削除の実施を証跡に残す |