AIF / ドメイン3 基盤モデルの応用
重要な内容
Amazon Bedrockのエージェント
エージェントは、依頼を複数の手順へ分解し、必要なを呼び出して処理を完了させる仕組みです。 AIF-C01では、に実際の作業を任せる構成として問われます。
なお、は、現在はAmazon Bedrock Agents Classicという名称で保守の段階にあり、新規の利用者を受け付けていません。 既存の利用者は引き続き使えます。新しくエージェントを作る場合は、が勧められています。 この章では、AIエージェントの役割と、エージェントを使う場面の判断を学びます。
概要
通常のは文章を返すだけですが、エージェントは外部のシステムを呼び出せます。 利用者の依頼を受けたエージェントは、何をすべきか考え、必要な情報を集め、順に処理を進めます。
試験では、「複数の処理を順に実行して依頼を完了させたい」という要件で選びます。
主要技術
①構成要素
| 要素 | 役割 |
|---|---|
| 指示 (instruction) | エージェントの役割と守るべき方針を文章で定義します。 |
| 手順の判断と応答の生成を担当します。 | |
| アクショングループ | 呼び出せる操作の定義です。やのスキーマを指定します。 |
| 知識ベース | 社内文書を参照して根拠を得ます。 |
| の制御 | 各段階のプロンプトを調整できます。 |
| 望まない話題や出力を遮ります。 | |
| メモリー | 会話の文脈を保持します。 |
②処理の流れ ⚠️ 頻出
- 依頼を受け取り、達成に必要な手順を分解します。
- 足りない情報があれば利用者へ質問します。
- アクショングループを呼び出して情報を取得または処理を実行します。
- 結果を確認し、必要なら次の手順へ進みます。
- 完了したら結果を応答します。
⚠️ 頻出: エージェントの特徴は、複数手順の分解と外部システムの呼び出しです。単一の質問応答であればエージェントは不要です。
③向く要件と向かない要件
| 要件 | 判断 |
|---|---|
| 予約や申請など複数システムをまたぐ処理 | エージェントが向きます。 |
| 社内文書を参照した質問応答だけ | 知識ベース () で足ります。 |
| 定型の手続きで流れを厳密に固定したい | のほうが制御しやすいです。 |
| 単純な文章生成 | モデルの直接呼び出しで足ります。 |
④設計上の注意
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| 権限の最小化 | エージェントが呼び出せる操作を必要最小限に絞ります。 |
| 破壊的な操作の扱い | 削除や送金のような操作には人間の承認を挟みます。 |
| 誤った手順の可能性 | 判断は確率的です。実行前の確認手順を設けます。 |
| 監査 | 呼び出しの記録を残し、後から追えるようにします。 |
| 想定外の話題や出力を遮ります。 |
⚠️ 頻出: エージェントに与える権限はが原則です。広い権限を与えると誤った判断で影響が広がります。
⑤現在の位置づけとAgentCoreへの移行 ⚠️ 頻出
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 状況 | として保守の段階にあります。新しい機能は追加されません。 |
| 既存の利用者 | 作成済みのエージェントは引き続き動きます。 |
| 新しい開発 | が推奨先です。 |
| 影響を受けないもの | のモデル、Knowledge Bases、Guardrailsは引き続き使えます。 |
| Bedrock Agents Classicの機能 | AgentCoreでの対応 |
|---|---|
| アクショングループ | でのツールとして公開します。 |
| 知識ベースの関連付け | Gatewayや検索のツールを通して知識ベースを使います。 |
| メモリー | の短期記憶と長期記憶を使います。 |
| 複数エージェントの協調 (監督役と専門役) | 任意のフレームワークで、エージェントをツールとして呼ぶ構成などを作ります。 |
| Bedrockのガードレールの設定と、Gatewayでの規則の適用を使います。 |
⚠️ 頻出: 試験で問われるのは、特定の製品の操作よりも「AIエージェントが何をするか」「どの要件でエージェントを選ぶか」です。新規に作る前提の選択肢では、AgentCoreを選びます。
試験対策
①選択基準
| 問題文のキーワード | 選ぶもの |
|---|---|
| 複数の手順を自動で実行させたい | AIエージェント (新しく作るなら) |
| 外部を呼んで処理を完了させたい | エージェントのツール (で既存のAPIを公開。ではアクショングループ) |
| 社内文書を根拠に答えるだけ | 知識ベース () |
| 定型手続きの流れを固定したい | |
| 誤操作の影響を抑えたい | と人間の承認 |
| 新しくエージェントを作り、本番で運用したい | Amazon Bedrock AgentCore |
②よくある誤答
- エージェントを常に最良の構成と考えること。単純な質問応答では過剰です。
- エージェントが確実に正しい手順を選ぶと考えること。判断は確率的です。
- エージェントに広い権限を与えて柔軟性を高めようとすること。が原則です。