AIF / ドメイン3 基盤モデルの応用
重要な内容
Amazon Bedrock Knowledge Bases
(知識ベース) は、の構成をまとめて代行する機能です。 文書の取り込みから化、検索、回答生成までを自分で組み立てずに実現できます。
概要
などに置いた文書を指定すると、知識ベースが分割とを行い、の保管先へ格納します。 質問を投げると、関連文書を検索してへ渡し、根拠付きの回答を返します。
試験では、「を短期間で構築したい」という要件で選ぶ機能として登場します。
主要技術
①データソースと取り込み
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| データソース | のほか、や他のデータ元を指定できます。 |
| 同期 | 文書を追加や更新したら同期を実行して反映します。 |
| 分割 () | 既定の分割か、大きさと重なりを指定した分割を選べます。 |
| 解析 | 表や図を含む文書の読み取り方を設定できます。 |
| メタデータ | 文書に属性を付け、検索時の絞り込みに使えます。 |
⚠️ 頻出: 文書を更新したら同期が必要です。同期しないと古い内容のまま回答します。
②ベクトルの保管先
知識ベースには、保管先までが管理する種類と、利用者が保管先を選んで管理する種類があります。
| 種類 | 内容 | 向く場面 |
|---|---|---|
| マネージド型の知識ベース | 取り込み、索引、保管、検索の仕組みをBedrockが管理します。データソースをつなぐだけで使え、AWSは最初の選択肢として勧めています。 | 運用の手間をかけずにを作りたい |
| 利用者が管理する知識ベース | の保管先を自分で選び、用意して管理します。 | 保管先の構成を細かく決めたい、既存のデータベースを使いたい |
利用者が管理する場合は、次のような保管先を選べます。
| 保管先 | 特徴 |
|---|---|
| Amazon Serverless | サーバーの管理が不要です。キーワード検索との併用 () に向きます。 |
| Amazon OpenSearch Serviceのクラスター | 既存のOpenSearchの環境を使えます。 |
| 大量のベクトルを低いコストで保管できます。問い合わせの頻度が低い用途に向きます。 | |
| PostgreSQL | 既存のへ寄せられます。 |
| Analytics | グラフとベクトルを組み合わせて扱えます (GraphRAG)。 |
| 他社の | Pinecone、Redis Enterprise Cloud、MongoDB Atlasを使えます。 |
利用者が管理する保管先の費用と運用は、利用者側の負担になります。
③検索と生成の使い方
| 内容 | 使い分け | |
|---|---|---|
| 検索のみ | 関連文書の断片を返します。 | 自分でを組み立てたい場合 |
| 検索と生成 | 検索結果を使って回答文まで作ります。 | すぐに回答を得たい場合 |
回答には参照した文書の出典が含まれるため、利用者が根拠を確認できます。
⚠️ 頻出: 「回答に出典を示したい」という要件は知識ベースの機能で満たせます。
④他の選択肢との使い分け
| 要件 | 選ぶもの |
|---|---|
| を自分のアプリへ組み込みたい | |
| 文書ごとの閲覧権限を反映して検索したい | マネージド型の知識ベースの文書単位のアクセス制御 |
| 開発せずに業務アシスタントを配りたい | |
| 検索基盤を細かく設計したい |
⑤セキュリティ
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| アクセス制御 | 知識ベースの呼び出し権限をで制御します。 |
| 暗号化 | 取り込んだデータとをのキーで暗号化できます。 |
| 権限の絞り込み | メタデータによるフィルターで、利用者ごとに対象文書を限定します。 |
| 監査 | で呼び出しを記録します。 |
試験対策
①選択基準
| 問題文のキーワード | 選ぶもの |
|---|---|
| の構築を短期間で行いたい | |
| の文書を根拠に回答させたい | Bedrock Knowledge Bases |
| 回答へ出典を付けたい | Bedrock Knowledge Bases |
| 文書を追加したのに反映されない | 同期の実行漏れです。 |
| 部門ごとに参照範囲を分けたい | メタデータでの絞り込み |
②よくある誤答
- 知識ベースを使えばの費用が発生しないと考えること。保管先の費用はかかります。
- 知識ベースをモデルの学習機能と考えること。学習ではなく検索の仕組みです。