AIF / ドメイン5 AIソリューションのセキュリティ、コンプライアンス、ガバナンス
重要な内容
ガバナンスを支えるAWSサービス
AIのは方針だけでは成立せず、設定の記録と点検の仕組みが必要です。
AIF-C01では、どのサービスがどの役割を担うかを選び分ける問題が出ます。
概要
を支えるサービスは、記録する、点検する、集約するの3つの役割に分けて覚えます。
| サービス | 役割 | 一言で言うと |
|---|
| 操作の履歴 | 誰が何をしたか |
| 設定の変化と準拠状況 | 設定がどうなっているか |
| 指標とログの監視 | どう動いているか |
| 脆弱性の検査 | 弱いところはどこか |
| 推奨事項の提示 | 直すべき点はどこか |
| 証跡の収集 | 監査に出せる形で集める |
| 監査報告書の入手 | AWSの認証を受け取る |
| 状況の集約 | 全体としてどうか |
| 複数アカウントの統制 | 組織として制御する |
主要技術
①記録するサービス ⚠️ 頻出
| サービス | 記録する内容 | 使う場面 |
|---|
| 呼び出しの主体、時刻、対象 | 誰がモデルを呼び出したかを追う場合 |
| リソースの設定と変更の履歴 | 暗号化が無効化されていないか確かめる場合 |
| Logs | アプリケーションとサービスのログ | の呼び出し内容や誤りを調べる場合 |
⚠️ 頻出: 「誰がいつ操作したか」はCloudTrail、「設定がどうなっているか」はAWS Configです。
| 機能 | 内容 |
|---|
| CloudTrailのイベント履歴 | 管理イベントを過去90日分だけ確認できます。長く残すには証跡 (トレイル) を作り、へ保存します。 |
| CloudTrailのデータイベント | S3のオブジェクトの読み書きなど、リソースの中のデータへの操作です。既定では記録されず、証跡で有効にします。 |
| CloudTrailのログファイルの整合性検証 | ダイジェストファイルと署名で、ログファイルが配信後に変更や削除をされていないかを確かめられます。 |
| AWS Configの設定履歴 | リソースの設定が、過去のある時点でどうなっていたかを確認できます。 |
| AWS Configのコンフォーマンスパック | 複数のConfigルールと修復のアクションを1つにまとめ、アカウントや組織全体へ展開できます。 |
| CloudWatch Logsの保持期間 | ロググループごとに保持期間を設定でき、期間を過ぎたログは自動で削除されます。既定では無期限に保持されます。 |
②点検するサービス
| サービス | 内容 |
|---|
| のルール | 設定が定めた規則に沿っているかを継続的に評価します。 |
| 実行環境やコードの脆弱性を検査します。 |
| セキュリティ、コスト、性能などの推奨事項を示します。 |
| 質問に答える形でワークロードの設計をレビューし、改善の計画を作ります。公式のレンズ (のレンズ、のレンズなど) を追加して、AI特有の観点でも点検できます。 |
Trusted AdvisorはAWSが用意した点検項目でアカウントの状態を自動で点検し、Well-Architected Toolはチームが設計の判断を定期的に見直すレビューの場として使います。
③集約するサービス
| サービス | 内容 |
|---|
| 各サービスの検出結果を集め、基準への適合状況を示します。 |
| 規制の枠組みに沿って証跡を集め、監査用の報告を作ります。 |
| AWS側の監査報告書と認証を提供します。 |
④組織全体の統制
| サービス | 内容 |
|---|
| 複数アカウントをまとめ、サービスの利用範囲を制限できます。 |
| サービスコントロールポリシー | 組織として禁止する操作を定めます。 |
| 統制された環境の構築と維持を助けます。 |
⚠️ 頻出: 「組織全体で特定のモデルやサービスの利用を禁止したい」という要件は、Organizationsのサービスコントロールポリシーで実現します。
⑤AIに固有の記録
| 対象 | 手段 |
|---|
| モデル呼び出しの入出力 | のモデル呼び出しログをや Logsへ保存します。 |
| の遮断 | 遮断の発生を記録します。 |
| モデルの版と承認 | Model Registryで管理します。 |
| モデルの文書 | SageMaker Model Cardsで残します。 |
| 稼働中モデルの一覧 | SageMaker Model Dashboardで確認します。 |
試験対策
①判断マトリクス
| 問題文のキーワード | 選ぶサービス |
|---|
| 誰がを呼んだか調べたい | |
| 設定が基準から外れていないか監視したい | |
| 監査用の証跡をまとめたい | |
| AWSの第三者監査報告書が欲しい | |
| 脆弱性を継続して検査したい | |
| 改善の推奨事項を見たい | |
| 検出結果を一元的に見たい | |
| 組織単位で利用を制限したい | |
| の入出力を保存したい | のモデル呼び出しログ |
②よくある誤答
- との役割を混同すること。操作の履歴と設定の状態は別です。
- とを同じものと考えること。集めるのと受け取るのの違いです。
- を検知の実行主体と考えること。集約が役割です。
参考文献
- ※1出題比率: AWS 公式の試験ガイドに記載された、採点対象の設問のうちその分野が占める割合です。