AIF / ドメイン2 生成AIの基礎

Strands Agents

は、AWSが公開しているオープンソースのAIエージェント開発用です。 少ないコードでエージェントを作り、手元の試作から本番まで同じ書き方で進められます。 AIF-C01では、アプリケーションを作るための技術の1つとして問われます。


概要

は、モデル主導 (model-driven) の考え方をとります。 開発者は、、指示 ()、使わせるツールを用意するだけで、手順の組み立てはモデルのに任せます。

概要の図 開発者 モデル / 指示 / ツールを定義 エージェントループモデルが考えてツールを呼ぶ ツールPython関数 / MCPサーバー / ほかのエージェント 実行環境AgentCore / Lambda / EC2 など
観点内容
提供の形オープンソースのです。PythonとTypeScriptで使えます。
モデルのモデルのほか、ほかの提供元のモデルも使えます。エージェントごとに別のモデルを選べます。
ツール関数をツールにしたり、サーバーのツールを読み込んだりできます。
実行場所、、、のほか、や他のクラウドでも動かせます。

試験では、「エージェントを作るためのSDK (Strands Agents)」と「エージェントを動かす基盤 (AgentCore)」を区別できるかが問われます。

Point
  • SDK = Software Development Kit の略で、アプリケーションを作るための部品と道具のまとまりです。
  • strand は「より糸」です。モデルとツールを糸のように撚り合わせる、というイメージで覚えます。
  • 和訳

主要技術

①モデル主導のエージェントループ ⚠️ 頻出

方式手順の決め方向く場面
モデル主導 (の基本)モデルが状況を見て次に呼ぶツールを決めます。依頼の内容が毎回違い、手順を事前に書けない
流れを固定する方式開発者が手順と分岐をコードで決めます。手順が決まっていて再現性が必要

モデルの能力が高くなるほど、細かな手順を書かずに済むという考え方です。 ただし、取り消せない操作には人間の承認を挟むなど、制御の仕組みは別に用意します。


②マルチエージェントのパターン ⚠️ 頻出

は、複数のエージェントを協調させる部品を備えています。

パターン内容向く場面
エージェントをツールとして使う専門のエージェントをツールにし、まとめ役のエージェントから呼びます。まとめ役が全体の制御を保ちたい
スウォーム対等なエージェントが共有の情報を見ながら担当を引き継ぎます。進め方を事前に決めにくい作業
グラフ条件付きの経路を明示して、エージェントの流れを決めます。承認や品質確認の関門がある業務
ワークフロー決まった順番や並列で処理を進めます。手順が決まった定型処理
人への引き継ぎ会話の文脈を保ったまま、人に判断を渡します。エージェントだけで判断できない場面

パターンは組み合わせられます。たとえば、グラフの中の1段をスウォームにできます。


③外部との接続

接続先方法
外部のツールやデータサーバーのツールを読み込みます。
ほかのエージェントプロトコルで、別の仕組みのエージェントと連携します。
会話の保存セッションの管理機能で、会話と状態を保存して再開できます。

④AgentCoreとの組み合わせ

役割担当
エージェントの中身 (指示、ツール、流れ) を書く
本番で動かす、記憶する、認証する、監視する

AgentCoreは特定のフレームワークに依存しないため、Strands Agents以外で作ったエージェントも載せられます。


⑤ほかの選択肢との比較

選択肢開発の手間自由度向く場面
開発なし設定の範囲業務利用者がすぐ使うAIアシスタントが欲しい
設定中心限られます既存の利用者が保守中のエージェントを使い続ける
+ コードを書く高い自社の要件に合わせたエージェントを作り込みたい

試験対策

①判断マトリクス

問題文のキーワード選ぶもの
オープンソースので、少ないコードでエージェントを作りたい
作ったエージェントを本番で安全に動かしたい
エージェントにサーバーのツールを使わせたいStrands AgentsのMCP対応
専門のエージェントをまとめ役から呼びたいエージェントをツールとして使うパターン
承認の関門を含む決まった流れで動かしたいグラフやワークフローのパターン
開発せずに業務アシスタントを使いたい

②よくある誤答

  • をAWS上でしか動かないサービスと考えること。オープンソースので、実行場所を選びます。
  • Strands Agentsとを同じものと考えること。前者は作る道具、後者は動かす基盤です。
  • モデル主導なら制御が不要と考えること。権限の最小化と人間の承認は別に設計します。

参考文献

  1. ※1出題比率: AWS 公式の試験ガイドに記載された、採点対象の設問のうちその分野が占める割合です。

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