AIF / ドメイン4 責任あるAIのガイドライン
重要な内容
Amazon SageMaker Clarify
Clarifyは、の検出と予測の説明を行う機能です。 とというの2つの観点を、測定できる形にします。
なお、SageMaker Clarifyは2026年7月30日に新規の利用者の受け付けを終えました。既存の利用者は引き続き使えますが、新しい機能は追加されない予定です。 新しく作る構成では、Clarifyを選ばずに次の手段を使います。
- 偏りの指標: Clarifyが出していた指標は公開された標準の計算式なので、pandasやscikit-learnで自分で計算します。
- 予測の説明: Clarifyの内部でも使われているSHAPのライブラリを直接使います。
- 継続的な監視と記録: AWSが公開しているオープンソースのSageMaker AIの監視ソリューションで定期的に計算し、結果をSageMaker AIのMLflowに記録します。
- の評価: のモデル評価とを使います。これはの評価の代わりで、表形式のデータのバイアス検出や説明の代わりにはなりません。
試験では、製品名よりも「学習前と学習後に偏りを測る」「の寄与で予測の理由を示す」という考え方が問われます。
概要
Clarifyには大きく2つの役割があります。
| 役割 | 内容 |
|---|---|
| の検出 | 属性ごとの偏りを指標として算出します。 |
| 予測に対する各の寄与を示します。 | |
| 監視との連携 | Model Monitorと組み合わせ、運用中の偏りと寄与の変化を追います (Model Monitorも新規の受け付けを終えています)。 |
| の評価 | の出力の評価にも利用できます。 |
主要技術
①学習前のバイアス検出 ⚠️ 頻出
学習に使うデータそのものの偏りを測ります。 モデルを作る前に問題を見つけられる点が重要です。
| 見るもの | 例 |
|---|---|
| 集団ごとの件数の偏り | 特定の年齢層のデータが極端に少ない。 |
| ラベルの偏り | ある集団で肯定ラベルの割合が著しく低い。 |
⚠️ 頻出: 対策は学習後だけでなく学習前のデータ段階でも測るのが正しい進め方です。
②学習後のバイアス検出
学習したモデルの予測結果に偏りがないかを測ります。
| 見るもの | 内容 |
|---|---|
| 予測結果の差 | 集団ごとに肯定判定の割合が違わないか。 |
| 誤りの差 | 集団ごとに見逃しや誤検知の率が違わないか。 |
指標の値だけで良し悪しは決まりません。 業務の文脈で許容できる差かを人が判断します。
③説明可能性 (特徴量の寄与)
各が予測へどれだけ寄与したかを算出します。 表形式のデータでは、どの項目が判断を押し上げたか、下げたかを見られます。
| 使い方 | 内容 |
|---|---|
| 全体の傾向 | どの特徴量が全体として効いているかを見ます。 |
| 個別の説明 | 1件の予測について理由を示します。 |
| 監視 | 運用中に寄与の構成が変わっていないかを追います。 |
⚠️ 頻出: 「なぜこの判断になったのかを説明したい」という要件は (特徴量の寄与) です。新しく作るならSHAPで寄与を算出します。
④他の機能との役割分担
| 機能 | 役割 |
|---|---|
| Clarify | の測定と予測の説明 (新規の受け付けを終了。新しく作るなら指標の自前計算とSHAP) |
| SageMaker Model Monitor | 本番のデータ品質とモデル品質の監視 (新規の受け付けを終了。新しく作るならオープンソースの監視ソリューションと) |
| SageMaker Model Cards | モデルの用途と制約の文書化 |
| の入出力の制御 | |
| 人間による確認の組み込み (新規の受け付けを終了) |
試験対策
①選択基準
| 問題文のキーワード | 選ぶもの |
|---|---|
| の偏りを測りたい | 学習前の指標 (集団ごとの件数とラベルの割合) を計算する |
| モデルの予測に属性差がないか確かめたい | 学習後のバイアス指標 (集団ごとの予測と誤りの率) を計算する |
| 予測の理由をで説明したい | SHAPによる特徴量の寄与 |
| 本番の精度低下を検知したい | 監視の仕組み (オープンソースの監視ソリューション、の) |
| の出力を評価したい | のモデル評価 |
| モデルの用途と制約を残したい | Model Cards |
| の有害出力を遮りたい |
②よくある誤答
- Clarifyがを自動的に修正すると考えること。測定と可視化までが役割です。
- 新しく作る構成でClarifyを選ぶこと。2026年7月30日に新規の受け付けを終えたため、指標の計算とSHAPで同じことを行います。
- Clarifyをの出力制御に使うと考えること。制御はです。
- 学習後の測定だけで十分と考えること。学習前のデータ段階も測ります。