AIF / ドメイン1 AIとMLの基礎

重要な内容

Amazon SageMaker AI

は、モデルの構築、学習、デプロイ、運用を一通り行えるです。 AIF-C01では、既製のAIサービスやでは足りず、独自のモデルを扱いたい場面で選ぶサービスとして登場します。

Point
  • 以前の名称は Amazon SageMaker で、現在は機械学習の開発機能をまとめた Amazon SageMaker AI として整理されています。
  • 試験の選択肢では単に SageMaker と書かれることもあります。同じものと考えて読みます。

概要

は、の各工程に対応する機能をそろえた開発と運用の基盤です。 ノートブックでの試行から、学習ジョブ、モデルの登録、の公開、監視までを1つのサービスの中で行えます。

概要の図 SageMaker Studio開発環境 データ準備Data Wrangler / Feature Store 学習ジョブ組み込みアルゴリズム / 独自コード モデルレジストリ 推論エンドポイント 監視MLflow / CloudWatch

扱う単位は、ノートブック、学習ジョブ、モデル、エンドポイントです。 代表的な使い道は、自社データで専用モデルを学習させ、業務システムから推論を呼び出す構成です。

試験では、「定番タスクならマネージドAIサービス」「なら」「独自モデルの学習と運用ならSageMaker AI」という切り分けを判断します。


主要技術

①SageMaker Studioと開発環境

Studioは、の作業をまとめて行うブラウザ上の統合開発環境です。 ノートブック、実験の比較、パイプラインの確認、モデルの管理などを1か所から扱えます。

機能役割
ノートブックデータ確認、試行、学習コードの実行を行います。
実験の比較学習条件と結果を並べて比べます。
モデルの管理登録済みモデルと承認状態を確認します。
ジョブの監視学習や処理ジョブの状態を追います。

②学習ジョブとアルゴリズムの選択肢

学習は、データの場所とアルゴリズム、計算資源を指定して実行します。 アルゴリズムには3つの選択肢があります。

選択肢内容判断ポイント
組み込みアルゴリズムAWSが用意した定番アルゴリズムを使います。一般的なタスクを手早く実装したい場合
済みモデルのモデルを使い、必要なら調整します。学習をゼロから行わず短縮したい場合
独自コード自分のスクリプトやを持ち込みます。独自の手法やライブラリが必要な場合

学習は使った時間だけ課金され、終了すると計算資源は解放されます。


③推論の形 ⚠️ 頻出

モデルの使い方に応じての形を選びます。 AIF-C01では、要件からこの4つを選び分ける問題が出ます。

推論の形特徴向く要件
常時稼働のへ都度リクエストします。低遅延の応答が常に必要
トラフィックに応じて自動で起動と縮退をします。断続的で予測しにくいトラフィック
リクエストをキューに入れて順に処理します。大きな入力や長い処理時間
バッチ変換大量データを一括処理し、結果をへ書きます。定期的な一括スコアリング

⚠️ 頻出: 「アクセスが不定期で、待機中の費用を払いたくない」ならサーバーレス推論、「夜間に全件をまとめて処理する」ならバッチ変換です。


④コストに影響する要素

要素内容
インスタンスの種類と数学習とで使う計算資源の単価です。
稼働時間リアルタイムは待機中も課金されます。
ストレージデータセット、モデル、ログの保管費用です。
データ転送間や外部への転送費用です。

⚠️ 頻出: リアルタイムエンドポイントはリクエストがなくても課金されます。利用が断続的ならやバッチ変換のほうが安くなります。


⑤セキュリティとネットワーク

観点内容
アクセス制御のロールとポリシーで、誰がどのリソースを扱えるかを決めます。
のデータ、ボリューム、モデルの成果物をのキーで暗号化します。
転送時の暗号化で通信を保護します。
ネットワーク分離内で実行し、インターネットを経由せずで接続します。
監査で呼び出しを記録します。

⑥主要な周辺機能の対応

機能役割
Ground Truthへのを管理します。新規の受け付けは終了しています。
SageMaker Data Wrangler前処理と作成をGUIで行います。
SageMaker Feature Store特徴量を保存し学習とで共有します。
済みモデルとを配置します。
SageMaker Canvasコードを書かずに予測モデルを作ります。
SageMaker Clarifyの検出と予測の説明を行います。新規の受け付けは終了しています。
SageMaker Model Monitor本番のデータ品質とモデル品質を監視します。新規の受け付けは終了しています。
SageMaker AIのMLflow学習の条件と結果を記録し、監視の指標もまとめて追跡します。
SageMaker Model Cardsモデルの用途、制約、評価結果を文書化します。
SageMaker Pipelines学習からデプロイまでを自動化します。

Ground Truth、Clarify、Model Monitorのほか、Augmented AI ()、Debugger、Studio Labなども2026年7月30日に新規の利用者の受け付けを終えました。既存の利用者は使い続けられますが、新しく作る構成では、監視はAWSが案内する監視ソリューション (MLflowとEvidently AI) と、バイアスと説明は指標やSHAPの値の算出で代えます。


試験対策

①判断マトリクス

問題文のキーワード選ぶもの理由
独自データで専用モデルを学習して運用したい学習から運用まで自分で制御できます。
感情分析や文字起こしなどの定番タスクマネージドAIサービス学習が不要で運用負荷が最小です。
をで呼びたいでを利用できます。
済みモデルを自環境へ配置したいモデルの取得と配置を簡単にします。
コードを書けない担当者が予測を作りたいSageMaker Canvas画面操作で完結します。
待機費用を避けたい断続的な使った分だけの課金になります。

②よくある誤答

  • 定番タスクにでの自作を選ぶこと。マネージドAIサービスのほうが安く速くなります。
  • の利用にSageMaker AIの学習が必須と考えること。の利用で足ります。
  • リアルタイムを常に最適と考えること。トラフィックの形に合わせての形を選びます。

参考文献

  1. ※1出題比率: AWS 公式の試験ガイドに記載された、採点対象の設問のうちその分野が占める割合です。

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